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講座紹介

22日(土)午後

 〈錬金術入門〉 西尾晴美

 錬金術の時代,銅や鉛を金に変えようと試行錯誤する中で,化学は飛躍的に進歩しました。第1部,第2部では,錬金術師があれこれやってみたように

金属を溶かす実験をしながら,化学の基本を学んでいきます。第2部後半では,目の前で起きた物質の変化が,原子レベルでの変化へとつながっていきます。「金属が溶ける時,そういうことが起こっていたのか!」と感動的に学べると

思います。第3部は,特別な薬品を使っての反応実験で,化学のたのしさ満載という内容になっています。錬金術時代の足跡もたどりながら,たのしく化学入門をしましょう。

 

〈不思議な石 石灰石〉 鈴木健太

授業書『不思議な石、石灰石』は、身近にある乾燥剤である<生石灰>を使ってたのしい実験ができることなどがきっかけとなって作られた授業書です。どの実験も、意外だったり、生じる現象が面白かったりと魅力にあふれています。

 授業書に出てくる実験は、安全に留意すればそれほど難しくなくお手軽ですが、「すべてのものが原子でできている」ということを実感できる内容になっています。石灰石とカルシウムをめぐる物質の変化を追いながら、目の前の実験で起こっている変化を<原子レベルの物質変化=化学変化>として理解できるよう、講座を進めていけるといいなと思います。

最後の第6部は、「時間を超えて地球規模で起きている物質の変化・循環に思いを馳せ、原子不滅・物質不滅のイメージをもつ」という壮大なねらいのもと進めていきます。その辺に転がっている何の変哲もなさそうな石灰石を通じて、化学の素晴らしさ、鉱物の面白さを感じてください。

〈ふりこと振動〉 川島 滋

 1963年に仮説実験授業が提唱されて最初に発表された授業書《ふりこと振動》。今回紹介する《ふりこと振動‛24》は,「ふりこをだしにして振動一般を教える」というそのねらいがさらに明確にストレートに伝わるようにと改訂を重ねた版になります。 予想を立て,討論を繰り広げ,最後は実験で決着がつく。これぞ仮説実験授業の醍醐味です。ダイナミックなふりこの実験。ふりこが振れるのを見つめ,ストップ!の声に驚き,これまで意識していなかった振動の世界の広がりに,感動を新たにすることでしょう。あなたも,世界観が広がるような,そんな体験をしてみませんか。

4mのふりこを振らせたり,可愛らしい共振おもちゃを作ったり,すぐに授業できるようにいくつかの実験道具の販売も行う予定です。

〈たのしい鉄棒運動への道〉 峯岸昌弘・三浦俊輔

 本講座では、個別の苦しい反復練習ではなく、「みんなで一緒に取り組む」ことで子どもたちが自然と伸びる、新しい鉄棒授業の作り方を学びます。集団の安心感の中で「なんとなくできた!」という感覚を積み重ね、技の習得に必要な多様な「運動感覚」を育むアプローチを紹介します。体育への苦手意識を変える「なんとなくわかる授業」の極意を、ぜひご体験ください!

〈特別支援教育こそたのしい授業で〉     佐藤弘道・志田竜彦

 特別支援教育の研修って、なんで「ハズレ」が多いのかしら…って思ったことはありませんか。それは、ひとくちに特別支援教育と言っても、それぞれが担当する子どもたちが多様なため、必要な知識も技術も多様だからかも知れません。この講座では、参加者のみなさんの多様なニーズに100%応えることははじめからあきらめています。ただ、二人の講師やそのなかまたちが実際に授業で試し、子どもたちが意欲的に取り組むことのできた教材を紹介し、それを使ってみたいという方が手に入れられるような準備をして講座に臨みますので、そんな講座であるとお分かりいただいた上でご参加くださるとありがたいです。

〈世界の国旗〉   門馬 寛

​ 国旗の色やデザインに込められた人々の思いや歴史。それを手がかりに、世界の国ぐにの姿を読み解いていきます。似ている色や形の理由、デザインの由来を予想しながら考えることで、見えてくるのは世界のつながりと多様性。その背景に目を向ければ、地域の結びつきや歴史の流れにも気づくかもしれません。国旗の見方が変わることで、世界の捉え方にも新しい広がりが感じられるでしょう。知っているようで意外と知らない国旗の奥深さにふれ、新たな発見をたのしむ講座です。

24日午前

〈漢字の化学入門〉) 西尾晴美

 漢字の苦手な子が,漢字をたのしく学べるようにと考えながら作成した授業プランです。第1部では「画」,第2部では漢字を分解し「部品」に着目することで,〈漢字を見る視点〉を学ぶことができる授業プランになっています。第3部では,漢字のたのしさがより伝わるように「部首」へと学びを進めていきます。授業を受けた子どもたちからの評価はとてもよく,たのしく漢字を学んでくれています。あなたも〈漢字の化学入門〉を体験してみませんか?

​〈タネの旅立ち〉 荒居浩明

虫や動物のように自分で動くことのできない草や木が,どうやって自分の子孫を残していくのか。「あれれ,このタネってもしかして空を飛ぶのかな。いったいどうやって飛ぶんだろう?」こんなことを思わせてくれるような自然界の草や木のタネ。みんなで,タネの世界のたのしみを見てみよう。「風よ鳥よ水よ,私をはこんで!」草木の声が聞こえてきそうな授業。今まで最も喜ばれた観察プランがこの〈タネの旅立ち〉。たのしい飛ぶタネの模型作りや本物のタネのプレゼントもあります。

〈液体空気であそぼう〉 永田三郎

​ 愛知の伊藤正道さんらが作った授業書。液体窒素でバラの花やゴムボールを凍らせる実験はよく知られています。この授業は極低温で普段は液体や気体のものがどんなふうになるのか?分子たちはどうなってしまうのか?を予想しながら見ていきます。1時間でやれる。「もしも原子」の後で応用編としてやるのに最適。

〈コードくんでうたおう〉 高畠 謙

  伴奏ってかっこいいですよね。もしもピアノが弾け~たなら~♪と誰もが1度は夢見たことがある伴奏。そんな憧れに手が届くプランです。教室の隅に追いやられたり、物置と化したオルガンも大混雑!音楽の参観で、ピアノを習っている子以外が、伴奏をしてしまうなんてことも起きました。低学年からいい大人まで、幼保でも実施可能なプランです。

〈にている親子にてない親子〉 市原辰徳   

​ トカゲの赤ちゃんと、イモリの赤ちゃんは、親に似てるかな?」そんな問いかけから、教室は子どもたちの活発な発言でいっぱいになります。昨年度、1年生の子たちと、この授業書をやったのですが、子どもたち自身の「発見」と「つぶやき」がとても良いのです。「おばあちゃんの畑で見たよ」「虫取りのときは白かった!」と、自分の経験をたくさん語ってくれるのです。最初は「なんとなく」の予想でも大丈夫 。友だちの意見を聞いて「こんどこそ!」と真剣に考え直したり、アサガオの形に驚いたり、みんなで知恵を出し合い、命の不思議に「おぉ〜!」と心が動く瞬間があります。知識を覚えるだけでなく、知っていること、見たこと、聞いたことなどなど、五感を大切にする。そんなワクワクする時間を、子どもたちと一緒にやってみませんか?

赤ちゃんのひみつ〉 佐々木邦道

へその緒の秘密を追いながら,新生児として生まれてくる胎児の秘密を一緒に探ってみましょう。

そこには、想像を絶する胎児の営みと、生命誕生までのドラマがたくさん詰まっています。

このプランは,私が娘の出産に立ち会った経験と,その後の疑問を解決していく中で生まれた問題群が次々と出てきます。性教育の入り口として学ぶことはもちろんのこと,出産を経験した方たちにも、「目から鱗」の問題にたくさん出会えますよ。このプランは佐々木個人がプラン化したもので,全国で数多くの実践がなされています。仮説社の授業書とは異なりますが,たのしい授業(2025年5月号)にその内容が紹介されています。

24日午後

23日(日)午後

〈たのしい算数の授業のための処方箋〉 荒居公毅・三浦俊輔

 著書『割合』などで高学年の文章題指導を劇的に変えた荒井公毅さん。たのしく力のつく算数を、いかにして産んだのでしょうか。また、書籍化されていない単元の指導で冷や汗をかいている先生も多いはず。本講座では、そんな「未書籍化の算数単元」を荒井氏ならどう構成し、どんな手立てで授業するのかに迫ります!三浦が具体的な単元を提示して見解を引き出すといった、対話型講座を目指します。会場の皆様からの質問も大歓迎!達人の鮮やかな切れ味と思考プロセスを存分に堪能し、明日の授業のヒントを持ち帰りましょう。

〈ものとその電気〉 湯沢光男

「電気」は現在の生活に欠かせないものです。「電気」がなかったら,毎日の生活はどんなに不便になるでしょう。その「電気」のおおもとの発見の歴史をたどりながら,〈すべてのものは電気の粒でできている〉ということをたのしく学ぶことができる授業書です。1979年の発表から47年,やっと完成した授業書のお披露目です。

〈力と運動〉 高野 圭

「力学の単元は難しくて苦手…」そんな先生方にこそ体験してほしい、仮説実験授業《力と運動》講座です。 一般には難しいと思われがちな動力学ですが、この講座では簡単な実験の積み重ねを通して、楽しく、そして感激的に学ぶことができます。単なる公式や知識の暗記ではなく、子どもたちと一緒に「なぜそうなるのか?」を実感として深く理解できる授業のヒントが満載です。私自身は十数年、中高生に対してほぼ毎年実施してきてきました。学校現場でどのような実施の工夫をしているかも語れたらと思っています。

〈西洋絵画の歴史入門〉 品川 正

​模倣美術の提唱者である黒田康夫さんが「西洋絵画の歴史入門」という新作を発表しました。そのプランを体験したら,わたし自身とても楽しく興味を持ったので,小学校の4年生に実施してみました。とても楽しく学べるプランだと感じ,この会でも紹介しようと思いました。絵画の歴史と社会や技術との関係も分かり、新しい視点で絵画を鑑賞できるようになると思いますので,ぜひ一度体験してみませんか。小学校から中学校で実施されて,実施したクラスでは「とても楽しかった」という感想が届いているようです。皆さんの参加をお待ちしています。

〈ものとその重さ〉(原子論入門) 滝本 恵

この《ものとその重さ》原子論入門は、従来の授業書《ものとその重さ》を福嶋昭雄さんが編集したものです。授業書の問題配列やお話しが洗練されていて、粒の考え方を使って予想したり討論したりが、より深まりやすくなっていると思います。授業書開発時にはまだなかった「0.1kgまで計れる体重計」を使えるようになったことで、第一部、第二部の問題配列が大きく変わり、よりダイナミックな〈直感と科学の論理の対決〉が起きやすくなったと感じます。中学生が夢中になり、毎時間「えっ、もう終わり⁈」「はや!」と言っていたのが印象的でした。子どもたちの実態に合わせて、授業書の終わる問題をチョイスできるのも、とてもよいです。詳しくは講座でお伝えします。

〈世界史入門〉 堀江晴美

日本史の時代区分で世界史を遡って見ていきます。すると,あら不思議。難しいと思っていた世界史がグッと身近なものとなり,たのしく見えてきます。世界史は苦手。でも好きになりたい方はぜひお越しください。世界史を好きな方はもっともっと好きになります。中学校や高校で授業しやすいように,堀江が編集し直しています。[出典:板倉聖宣著「授業書〈世界史入門の構想〉『仮説実験授業研究4』(仮説社)より]

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