講座紹介
17日(土)午後
〈虫の世界〉 荒居浩明
あなたは虫が好きですか,それとも苦手ですか? どちらであっても,この講座を受ければ今までと違った「虫の世界」や「虫のひみつ」を知ることができます。いったい虫とはどんな生き物なのか,虫と人間とはどんなところが違うのか似ているのか,そんなことを考えてみましょう。
さらに,この授業書の新しい発展や,昆虫の進化など,おどろくべき〈昆虫の世界〉も紹介していきます。そして,生き物の世界を考える様々なプランの紹介や入手方法もお知らせいたします。
〈虹と光〉 滝本 恵
子どもたちから「ボク達は、いつ虹の授業をやるんですか?」っておねだりされてしまうような魅力的な授業書です。この授業を受ければ、〈虹探しの名人〉にもなれること間違いなし! 空以外の虹とも仲良くなれちゃいます。夏休み前後の暑〜い時期にぴったり。晴れ間が出ない日でも遠藤郁夫さんのDVDがあるので、授業ができちゃいます。講座当日、太陽がのぞいていたら、ぜひご自分の手でも虹作りしましょう。
〈自由電子が見えたなら〉 峯岸昌弘
乾電池を使ったのテスターで,電気を通すものと通さないものの正体を探っていきます。普段なにげなくそばにある,銀ピカしているものに自由電子が見えてきて,〈科学の目〉が育つ,子どもに大人気の授業です。自由電子が見えてくると,金属の特徴がみんな自由電子によるものだというイメージができてきます。それを確認していく実験が,とても楽しいです。最後の仕上げに,鉛の圧着実験もやってみる予定です。「仮説実験授業は,まだやったことがない…」という人も大歓迎! 第一部は,小学校3年生の理科にも出てくる単元にぴったりなので,授業を始めるきっかけとしてもやりやすい,仮説実験授業入門の授業書だといえるでしょう!
〈〈ハングルを読もう〉 髙畠謙
〝外国語入門〟にぴったりな教材です。 遠い存在だった「外国」がぐっと身近になります。海を隔てた別の国がこの《ハングルを読もう》を数時間授業すれば,子どもたちが親しみを持ち,いままで「見れども見えず」だった電車,スーパー,食品についているハングル表示がどんどん見えてくる。感想にはたくさんの「韓国に行ってみたい!」が出てくること間違いなし!? ハングルを読みときながら,文字の歴史にも触れられる。〝国際理解〟と文言があれば(なくても!?),ぜひ一度やってみることをオススメします!
〈おかねと社会〉 長岡 仁美
経済活動の主役のようなおかね(貨幣)。どんなおかねをどのくらい発行してどう流通させるか(貨幣制度)は政治の重要な課題です。そんなおかねの歴史を知ったら何が見えてくるのでしょうか?それは,<経済法則と政府と民衆との関係>が明らかになり,歴史の大きな流れが見えてきます。そして,今世の中を動かしている経済や政治の法則の手がかりを掴んでいきましょう。
〈特別支援教育こそたのしい授業で〉 佐藤弘道・川島滋弘
この講座では,特別な知識や技能・経験がなくても,新しいことでもやってみようという先生ならすぐにマネして実施できる〈オモチャ〉〈絵本〉〈ものづくり〉〈読み書き計算〉や〈学習ゲーム〉,〈授業プラン〉などなど,「これなら子どもも先生もたのしく学べる!」
と定評のある内容を時間の許す限り紹介します。具体的な使い方はもちろん,その考え方もお伝えできたらいいなと思っています。新学期をたのしくスタートするための講座にできるよう準備しています。2学期からの授業が待ち遠しくなることマチガイなし!
〈花と実〉絵本準拠版 遠藤郁夫
仮説実験授業の生物教材として最初に作成された《花と実》という授業書があります。花と実について本格的に学べる内容ですが,104ページに及ぶ大作です。そのすべてを実施するには20時間を超えてしまうので,その良さを認めつつも,その授業書をそのままやれずにいた人たちがいました。私も,その一人です。今回紹介するのは,私が(いたずらはかせのかがくの本)『花と実のなぞ』との出会いをきっかけに,現行の《花と実》の「植物の分類」に関する部分を割愛し「花から実へ」の法則性を学ぶことに目的を限定して作成した別バージョンです。まだ研究途上ですが,この別バージョンなら《花と実》の授業書の本来のねらいをそこねることなく,半分くらいの時間で授業ができるようになります。
〈おもりのはたらき〉 永田三郎
「おきあがりこぼし」と「やじろべえ」を作りながら、おもりのはたらきを楽しく考える作業中心の授業書。小学校低学年から楽しめます。ガチャガチャのケース、紙粘土、紙コップ、アルミホイル、アルミのはりがね等、材料は入手しやすいおなじみのもの。作業はむずかしくありません。作りながら問題を考える。「生活」「図画工作」もちろん「理科」の授業で使えます。
〈モクモク〉 阿久津 浩
50〜90分で終了する「予想をたてて実験をするたのしさ」は味わえるプランで
す。ドライアイスを使う実験です。暑い時期の授業の1コマとしておススメです。
一通り体験していただいた後、プランで扱われる実験のコツなどの実習を行いま
す。内容に関連したものづくり、カードゲームも紹介します。
〈算数や国語でのおすすめ授業プラン〉 佐々木邦道
小学校では毎日時間割に組み込まれている算数と国語。その時間を少しでも楽しくできれば、教師は少し気が楽になるはずです。そのような資料が紹介できるように努めていきます。算数では文章題を解くために利用できる「かけわり図」の考え方や、計算ゲーム「ジャマイカ」、「単位量」「割合」「メートル法と単位」などの授業プランを紹介します。
また、国語では「漢字ビンゴ」「部首マッキーノ」「読み聞かせ作文」「部首カルタ」「1時間ものの授業プラン」を紹介します。時間に限りがあるので、資料を紹介しながら、その活用ポイントをお話ししていく予定です。
〈たのしい社会の科学の研究・授業プランの紹介〉 門馬 寛
世の中のあることについて興味をもち、予想(仮説)を立てながら検証していく道のりは、謎解きのようでとてもワクワクします。そして予想が当たったとき、意外な理由が見つかったときの喜びや感動が〈社会の科学〉を研究する醍醐味だと思っています。そのおもしろさを少しでもみなさんと共有できることを願って、いくつかの授業プランを紹介します。社会の科学を研究するたのしさを一緒に味わってみませんか。お待ちしています。
〈たのしい授業を続ける知恵と工夫〉 峯岸昌弘
「たのしい授業をやってみたいけど,なかなか時間をつくれない…」という悩みは,今の学校現場の縛りの中では当然のことでしょう。けれど,その中でたくさんの「たのしい授業」を積み重ねている人がいるのも,また事実です。そこには,たくさんの知恵と工夫が隠されているのです。それを,マネできる具体的なやり方で学んで,自分でも「たのしい授業」の時間をつくってみませんか。「大きな壁だと思っていたのに,またいでみたら,ただの線だった」ということだってあります。「たのしい教師への道」の第一歩を,ご案内いたします。
18日(日)午後
〈ものとその電気〉 湯沢光男
湯沢による改訂版を紹介します。この改訂版授業書のねらいは,科学の論理と常識的直観の対決を通して,〈すべてのものは電気の粒でできている〉ということを感動的に教えることです。「電気」は現在の生活に欠かせないものです。「電気」がなかったら,毎日の生活はどんなに不便になるでしょう。その「電気」のおおもとの発見の歴史をたどりながら,たのしく学ぶことができる授業書です。
〈磁石〉 伊勢革観
身の回りにある磁石について,子どもたちはそれなりの知識はあるみたいです。ところが授業書 《磁石》では,それをはるかに上回る壮大な深い学びを体験できます! 「なぜ磁石が北を指すのか」「磁石をこわしたらN極やS極はどうなるの?」…。考えただけで わくわくしませんか? 授業書の構成は全部で3部になります。全体を通しての講座では時間が足りないので,1部はさ らっと,2部と3部に力点を置いて講座を進める予定です。掲示物や授業運営の資料などお分け できるものもあります。参加者のみなさんと楽しい講座にしたいと思っています。ぜひどうぞ♡
〈背骨のある動物たち〉 市原辰徳
《背骨のある動物たち》の授業書は,1部,2部,3部の構成で,生きているとは?という問いから始まり,動物と植物の違い,背骨がある動物とない動物,そして,背骨がある動物の中でどんな分類ができるかということを考える授業書です。基本的には,分かりやすい視点で分類していくので,小学校の中学年くらいからたのしめる内容ですが,大人でもどうなんだろう?と迷いながら考えられる内容もたくさんあって,奥が深いです。まさに,世代問わず学べる素晴らしい授業書だなと思います。夏休みの講座なので,自由研究だと思って,ぜひ一緒に講座をたのしみましょう。
〈子どもたちが待ち望む道徳の授業〉 品川 正
道徳の教科化が始まって数年経ちました。もう少し楽しく道徳ができないかという気持ちになってきている先生が増えてきています。そんな先生に,ピッタリな講座です。それは,「プリントの道徳をやるよ」というと,子供たちが「やったあ」と歓迎する,そんな授業プランです。また,どのように実施するのか,やり方や考え方も同時に紹介します。参加したらきっと楽しい道徳ができるようになると思います。だから道徳の授業に悩んでいる方は是非,参加してみてください。
〈二つの大陸文明の出会い〉 堀江晴美
もしもアメリカ大陸がなかったら? ふだん私たちが食べている食べ物(植物)が次々と取りあげられていきます。話題は「動物」へも。新大陸も旧大陸にも共通してあった動植物とは何だったのでしょうか? 世界史や生物の教材としても,誰もがたのしく親しめます。
〈おりぞめで広がるたのしい学級つくり〉 田村美沙子/峯岸昌弘
おりぞめは、「障子紙を折りたたんで、染料につけて、広げる」という、簡単なものづくりです。開いた時の模様の美しさや色の鮮やかさに、誰でも自然体の笑顔になります。おりぞめを子どもたちとの間に入れることで、クラスにたちまち優しくてたのしい空間を作ることができます。染めた紙は、誰にでも簡単に作れてしまう作品に大変身!先生も子どもたちも、みんなでたのしく笑顔の輪を教室に咲かせてみませんか?この講座では、2学期からすぐに準備できて、ものづくりまでたのしめる「おりぞめレシピ」をお届けします。